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魔界京都初日と二日目

昨晩の無呼吸症候群のオッサンのお陰で睡眠不足に陥った私は京都に着いた後もすっかり疲れ果てていた。当初の予定では京都に着くなりどこかに観光に行くつもりだったが到底そんな元気は無い。夕方6時半開場のトモ藤田のライブまで息子のマンションで昼寝をする事となった。

トモ藤田のライブはぶっつけ本番だった様でファースト・ステージではぎこちない部分も感じられたが、15分の休憩を挟んだセカンド・ステージは「さすが!」というものであった。このライブについては話が長くなるので割愛する。結局この日は昼寝をしてライブを見て終わり。ライブが終わると直ぐに帰ってまた寝た。

翌日は早くから起きて、どこに行くともなく家を出た。加茂川沿いを歩きながら「何回も京都に来たけど、そういや龍馬の墓は見てないな~」と言うことで坂本龍馬のお墓へ向かった。

五条を少し過ぎたあたりにある松原橋を渡って東に向かって歩く。この道は昔から「葬送の道」と言われ、死人をこの道を通って鳥辺野の墓地まで運ぶ「お決まりのルート」だったらしい。けっこう急な坂道である。その途中にある六道珍皇寺で一休み。一休みする様な場所では決してないが「1200年前の京都の闇の部分」を垣間見せる恰好の場所である。政治の腐敗、武力闘争、飢饉、伝染病…人々は生きる力を失っていた。

まず第一にこの提灯。キャッチ・コピーが単純明快で素晴らしい!「あの世への入り口」おまけに赤字で書かれている。この付近一帯は「六道の辻」と呼ばれている。そう言えばこの道筋に轆轤町(ろくろちょう)と書かれたプレートが貼られていた。「ろくろ首」がたくさん転がっていたが故に付いた町名らしい。その「ろくろ」が「ろくどう」に変化したと言う説がある。さすがに葬送の道である。たぶん坂道を死体を担いで上るのが大変で、そこらに死体を放置したのだろう。と言う事はこの近辺を掘り返すと人骨が出てくるのか!!あ~恐ろしや!!それとここには、かの有名な「幽霊子育飴本舗」があるが写真を取り忘れた。

提灯の左に見えるポスターに目をやってみると
DSCF1553.jpg
「地獄絵に見る道教の神々」と書かれ「閻魔大王」の絵が紹介されている。「こんな気味の悪いもん誰が見るんじゃ~」と思いながらも見たかったが5/9で終わっていた。次回の楽しみとする。
実は提灯はもう一つ有る。
DSCF1556.jpg
この提灯にある通り、ここは「京都・魔界に於ける大御所」とも言える”小野 篁”に縁があるお寺なのです。またこの提灯の赤字のキャッチ・コピーがいいですねー。「閻魔大宮の臣」重みを感じるコピーです。
境内の傍らに小さな建物があり下の写真の様な看板があります。小さな格子から中を覗くと閻魔大王と小野篁の木彫りの像があります。何しろ小さな穴からしか中を覗けませんから写真も上手く撮れませんでした。何故こんな小さな穴から覗く様にしているのかは不明です。好奇心をくすぐる為か、はたまた恐怖心をあおる演出か?
DSCF1552.jpg
こんな看板も有ります。とにかくこのお寺は「格子」とか「覗く」と言うのが大好きみたいです。
DSCF1551.jpg
小野 篁が地獄との間を行き来した井戸が有ると言うのです。それは下の写真。
DSCF1554.jpg
写真の中央、やや右寄りに竹で作った蓋をした井戸が少しだけ写っています。毎夜毎夜、篁はここから冥土の世界まで通っていたのです。

このお寺からもう少し東に坂を上ると東大路に出て、そこからひたすら坂道を上がると龍馬のお墓や高台寺、清水寺が有ります。しかし、この日は小野篁の毒気に当たりすっかり疲れてしまったので、北向きに進路を変え祇園界隈を散策しながら家に帰りました。
5/28の話ですから普通の人は仕事をしている訳ですが、何と観光客の多い事!驚きます。
東大路に出るやいなや「蟻の行列」の様な感じで観光客がぞろぞろ龍馬のお墓と清水寺の方へ向かっています。異様なな光景です。それと、それまでは伏見で見かけるくらいだった「龍馬グッズ」が京都の土産物店を席巻しています。テレビの影響は大きいですね。その点、六道珍皇寺は私一人しかいませんでした。
2010-06-01 : 面白街角写真京都編 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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