今年も残す所わずかである。今の所は今年一年、特に大きな問題も無く良い年だったと思う。家庭内や仕事上での問題は多々あったが、それでもどうにか対処できた。つい最近も仕事上でミスを起こしたが、すぐに対処法をイメージできたので特にあせる事は無かった。そんな中、12月25日、今年一番あせる事が起こった。
この日は今年最後のライブ。それもクリスマス・ライブであった。それもサンタナ・バンドでのライブである。と言う事は私のギターがメインなのである。この日は練習不足と言う事も有り、午後4時から5時までリハーサル。(と言うより練習)その後6時半から7時半まで再びリハで8時からスタートと言うハードスケジュール。サンタナと言うと、以前投稿した「おなら事件」と言い、いつも何かが起こる。
私は非常に分厚いピックを使う。したがってピックが弦に当たった瞬間に「しなる」等と言う事は絶対に無い。そしてこの分厚いピックで非常に強めのピッキングをし、リズムを刻む。と言う事は、かなりの力でピックを握ってないとピックが弦に当たった瞬間に吹っ飛んでしまう。仕事柄、マウスより重い物を持つ事がほとんど無い私にとってそれは非常に重労働である。本番前に2時間もの間、強い力でピックを握り続けていた結果、右手の親指と人差し指の間の筋肉がつってしまった。ピックが握れないのである。本番直前の出来事である。
スタートまで約15分間。
さてどうするか?ここで芋焼酎の水割りを飲みながら考えた。
スタートを遅らせるか?いや、ただでさえ遅れているのにこれ以上遅らせる事はできない。
ギターを弾かなくていい曲を頭に持って来るか? なにしろサンタナである。そんな曲有るはず無い。
まずは無難に筋肉がつっぱっている所を揉む。次に手の平の筋肉のストレッチをする。
これでも駄目だった。ちょっとピックを強く握るとすぐにつっぱってしまう。
次にしたのは椅子に座ってお尻の下で手の平を暖める。別に何の理由も無いが何となく思いついた。
これも全く変わらず。
次は手首をクネクネ回す。全く効果無し。
次はグッパーグッパーの繰り返し。ここで、はたと気がついた。ひょっとすると手の平を揉むのじゃなくて、手首から肘までのちょうど真ん中辺りの「物を握った時に動く筋肉を揉んでみたらどうだろう!」
これが大正解!ここを一所懸命に揉むと嘘の様に治った。
本日の教訓!
問題が起こった時、その部分だけに固執するより、少し離れた部分に力を注ぐと解決できる事がある。
たまには、私の趣味の一つであるギターの話でも書いてはどうかと言われたので少し書いてみる。
もう大昔の話であるが、ギターでビブラートがどうにかかけられる様になるのに半年程かかった。毎日毎日ビブラートばかり練習した。と言うのが、著名なギタープレイヤーはビブラートが上手い(綺麗)のである。十分にその事は分っていたが「これは練習せんといかん!!」と思わせた決定打はその当時の演歌歌手である。上手い歌手と下手な歌手の違いは多々有るが、最も分りやすいものの中にビブラートがある。氷川きよしなんてメチャ上手い。美空ひばりなんて自由自在にビブラートをかける。オペラ歌手でも非常に綺麗にかける。そして彼らの共通点はビブラートの振幅が広い。チリメンビブラートと言ってチリチリとした幅の狭いビブラートをかける歌手もいる。私の知っている限りこの代表は福山雅治である。ファンには申し訳ないがこれはあまり良くない。あまりJPOPは聞かないが最近の若手で上手いな〜と思ったのは 絢香である。古い話で申し訳ないが、昔、郷ひろみと沢田研二が突然歌が上手くなった時が有った。上手にビブラートをかけだしたのである。かなり練習を積んだのだろう。楽器でも同じで上手いバイオリニストはビブラートが綺麗である。自由に幅をコントロールできる。
ギターにおけるビブラートは一度コツを覚えると全く力は要らない。ただし、弦の張力に負けないだけの指力(ゆびちから)は必要である。この指力が低下するとチリメンビブラート的に幅が狭くなり非常にセコイ音になる。したがって指力が衰えない様に日夜練習に励まないといけない。私はいつも1秒間に1回とか2回の大きなビブラートを練習する。大きな幅で安定したビブラートがかけられる様になると、小さな幅のビブラートは楽に出来る。ただ、逆の練習しても全く駄目である。
そんな私がダイエットのせいで筋肉が落ちて指力が低下した。断っておくが指力と言っても指だけの問題では無く、肘から手首までの筋肉も大きく影響する。と言う事で最近、腹筋50回、腕立て伏せ50回、握力を鍛える機械を50回、週に2回は半身浴(これはあまり関係ないが)、毎晩寝る時にイメージトレーニング、と日夜努力に励んでいる。その甲斐が有ってかなり指力が復活した。